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植物生育調節剤(生調剤)とは?
農作物など有用植物の成長や発育をコントロールして、品質を高めたり、収量を上 げたり、不良条件でも収量を安定させたり、生産上の労力を省いたりするために用いる薬剤を指します。PGR(Plant
Growth Regulator)などとも呼ばれますが、農薬登録の上では「植物成長調整剤」となっています。
農薬登録されている植物生育調節剤の主な成分には、植物ホルモンや、それと類似した活性のある有機化合物(生理活性物質)、無機物、天然抽出物あるいは発酵物などの複合物質があります。
植物生育調節剤に限らず農薬登録の取得には薬効・薬害だけでなく、人畜毒性、土壌・作物残留、環境への影響など、安全や環境への影響に関する膨大な試験成績が求められます。市販されている生理活性物質は数多くありますが、農薬登録されていないもののほとんどは安全性についての確認がされていません。
■ いろいろな植物生育調節剤
植物生育調節剤は水稲、畑作物、野菜、果樹、花き、芝生などいろいろな分野で利用されています。その利用目的も生育の促進、生育の抑制、開花期・熟期の調整、品質の向上など様々です。
農薬登録されている植物生育調節剤について、対象作物の分野別に主な使用目的を紹介します。
植物生育調節剤の例
| 適用作物 |
主な使用目的 |
主な商品名 |
| 水稲 |
ムレ苗防止,苗の根の伸長促進・発根促進 |
タチガレエース粉剤・液剤、フジワン粒剤 |
| 節間短縮による倒伏軽減
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セリタード粒剤、スマレクト粒剤、ロミカ粒剤、ビビフルフロアブル |
| 直播水稲の発芽率の向上・苗立歩合の安定 |
カルパー粉剤 |
| 畑作物(麦、大豆、ばれいしょ、かんしょなど) |
節間伸長抑制による倒伏軽減 |
エスレル10、サイコセル |
| 貯蔵中の萌芽抑制 |
エルノー |
| 野菜(トマト、ナス、きゅうり、いちごなど) |
着果増進、果実の肥大促進 |
トマトトーン、トマトラン |
| 生育促進 |
ジベレリン水溶剤、液剤、サンキャッチ |
| 着果促進 |
ビーエー、フルメット |
| 果樹(ぶどう、みかん、りんごなど) |
新梢などの伸長抑制 |
バウンティフロアブル、エルノー液剤 |
| 無種子化、果粒肥大 |
ジベレリン液剤など |
| 落果防止 |
マデック、ジベレリン液剤など |
| 花き(きく、カーネーションなど) |
節間、新梢などの伸長抑制 |
ビーナイン水溶剤、スミセブンP液剤、ボンザイフロアブル |
| 挿し木の発根促進 |
オキシベロン液剤、ルートン |
| 芝生 |
草丈の伸長抑制 |
グリーンフィールド水和剤、プリモWSB水和剤 |
| 根の伸長・萌芽促進など |
グリーンエージ液剤 |
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